霧ヶ池大弁財功徳天社(横浜市緑区霧が丘)
2022.07.09[ 神社 ]
「霧ヶ池」の畔に祀られていたと伝わる弁財天
霧ヶ池大弁財功徳天社(横浜市緑区霧が丘)
「霧ヶ池」の畔に祀られていたと伝わる「霧ヶ池大弁財功徳天社(横浜市緑区霧が丘)」。
創建年代は不明ですが、かつてこの地には「霧ヶ池」という深い池があったそう。その畔に弁財天を祀った祠が古くからあったと云います。
この池には大蛇が棲んでいたといい、以下のようなお話が残っています。
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池には雌の大蛇が、東京大田区の洗足池には雄の大蛇がそれぞれ住んでいたそうです。ある時、村人が馬を曳き江戸に出かけた帰り道、美しい婦人に声を掛けられました。
「十日市場村の辻まで馬に乗せて入って下さい」 婦人は辻に着くと、御礼にといって小判を3、4枚くれたとのことです。
村人は大喜びで家に持ち帰り、神棚に上げておいたところ、小判は蛇のウロコになっていたそうです。
「霧が池の大蛇が洗足池の大蛇に逢ってきたのだろう」と村では語り継がれています。
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(以上、寶袋寺公式ホームページ内「霧が丘の弁天様の逸話」より)
池は地域の開発事業によって1972年(昭和47年)に埋め立てられました(現在弁財天のお隣にある霧が池公園)が、この地域は「霧が丘」と名付けられ、現在は横浜北部の代表的な新興住宅街となっています。
現在は十日市場町にある寶袋寺により管理されているそうです。
最寄駅は、JR横浜線「十日市場」駅。徒歩だと、約30分ほどでしょうか。。
正面から。柵には鍵がかかっていて中には入れませんでした。
地域の開発の歴史が刻まれた石碑。
正面の鳥居。
鳥居と社殿。
かつて「霧ヶ池」があったとされる場所。現在は霧が丘公園(神社の横)になっています。
MAP
神奈川県横浜市緑区霧が丘4丁目16