登戸の渡し跡
2022.03.25[ 史跡・公園等 ]
津久井道に設けられていた多摩川の渡しのひとつ
登戸の渡し跡
津久井道に設けられていた多摩川の渡しのひとつ「登戸の渡し跡」。
渡しが設けられた時期は不明ですが、江戸時代中頃の文献に渡しの記述があるそうです。
津久井道は、大山街道から三軒茶屋で分岐し、登戸・町田を経由して津久井方面へと繋がっていました。江戸末期頃からは、津久井方面から江戸へ向け絹を運ぶ主要道として使われていたそうです。長く利用されていましたが、下流に二子橋ができ、また小田急線が開通したことから利用者が減少、戦後の1952年(昭和27年)に廃止されました。
多摩川エコミュージアムによる案内文には、以下のように記されています。
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江戸との往還にかかる重要な渡しであった。
江戸時代は宿河原あたりから、終りの頃は小田急線鉄橋のやや上流から対岸の和泉に渡った。
1952(昭和27)年に廃止。
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最寄駅は、JR南武線・小田急小田原線「登戸」駅。JRの「多摩川口」からだと徒歩約1分ほど。
MAP
神奈川県川崎市多摩区登戸3508番地先