横浜公園
2020.11.24[ 史跡・公園等 ]
横浜で最初に「外国人も日本人も利用できる公園」として誕生した「横浜公園」。現在は横浜DeNAベイスターズの本拠地「横浜スタジアム」がある場所として知られています。
横浜開港当時、この地には「港崎遊郭」が造られました。しかし火災によって焼失。この後遊郭は移転し、1875年(明治8年)にイギリス・スコットランドの土木技師リチャード・ブラントンによって設計・整備されたのが「横浜公園」です。公園内の石碑には「我国最古の公園」と記されています。
「日本最古の公園」がどこなのか、については、正直「どうでも良い」とは思っているのですが、、しかし、このブログで「芝公園」を取り上げた際に「日本における公園のはじまりは1873年(明治6年)」と書いた手前「どうでも良い」ではよくない気がしますので。。
横浜における最古の公園は、1870年(明治3年)にできた「山手公園」。しかし、こちらは「外国人限定」だったとのこと。横浜で「日本人も利用できる公園」として最初に誕生したのが「横浜公園」のようです。しかし「横浜公園」ができたのは1875年(明治8年)。1873年(明治6年)には、上野公園・芝公園・浅草公園・深川公園・飛鳥山公園が太政官布達第16号により「日本最初の公園」として誕生しています。これでは横浜公園は「日本最古の公園」と謳えないのでは?
なお、「万民が楽しめる」という趣旨において造られた日本最古の公園は、旧白河藩(現在の福島県白河市)に1801年(享和元年)に設けられた「南湖」(現南湖公園)だと云われています。?では、東京・飛鳥山公園は??定義って、なかなか難しいものですね。。
最寄駅は、JR根岸線「関内」駅。徒歩5分ほど。
横浜公園といえば、なんと言っても「横浜スタジアム」。
公園内の一角に設けられた「彼我庭園」。かつて横浜公園が「彼我公園」(外国人「彼(ひ)」と日本人「我(が)」の双方が利用できたことから)と呼ばれていたとことに因み名付けられ整備された日本庭園です。
彼我庭園内にある「岩亀楼の石灯籠」。かつてこの地にあった港崎遊郭一の遊女屋「岩亀楼」にあったものと云われています。
横浜公園内にこんな場所があったなんて、知りませんでした。。
海側の出入口の先は「日本大通り」です。