大宮八幡宮
2017.04.04[ 神社 ]
源頼義が見た瑞兆が起源・「東京のへそ」に鎮座する八幡さま
大宮八幡宮
前九年の役の際に、源頼義が奥州に向かう途中にこの地で空に白雲が八条にたなびいている景色を見て「源氏の白旗がひるがえるよう」と感じたそう。これを「八幡大神の御守護のしるし」として吉兆とし、乱を鎮めた暁にはこの地に神社を建てると誓って出陣したと伝わっています。そして乱を平定後、この地に石清水八幡宮の分霊を祀り創建したのが「大宮八幡神社」。1063年創建。
源頼義の息子・源義家も崇敬し、また江戸時代には徳川将軍家からも篤く崇敬を受けたそう。
御祭神は品陀和気命(応神天皇)、帯中津日子命(仲哀天皇)、息長帯比売命(神功皇后)。
広大な境内を有していますが、この一帯は「大宮遺跡」と呼ばれ、弥生時代の「方形周溝墓」が発掘されています。古くから「聖地」だった場所に建つ八幡さまです。
なお、名称は、昭和56年に現在の「大宮八幡宮」に改称されました。現在は「東京のへそ・子育厄除八幡さま」と謳っています。
最寄駅は京王井の頭線「永福町」駅。徒歩10分ほど。
残念なことがひとつ。鳥居をくぐった先の参道が「駐車場」っていうのは、どうなんでしょう。しかも中央の石畳の上を車が通るっていうのは。。昨今では境内にビルやマンションが建つご時世なので「駐車場くらいで、、」という意見もごもっともなのですが、しかし参道の中央を車が走るのは、いくらなんでも。。
表参道の第一鳥居。