横浜三嶋大明神(横浜市磯子区磯子)
2021.08.15[ 神社 ]
平子氏の城館跡地にあるお寺の境内に祀られている三島社
横浜三嶋大明神(横浜市磯子区磯子)
禪馬山真照寺の境内に祀られている「横浜三嶋大明神(横浜市磯子区磯子)」。
創建年代や御由緒等、詳細は残念ながらわかりませんでした。ただ『新編武蔵風土記稿』眞照寺に関する記述内にも「三島明神社」とあることから、江戸時代後期には既にこの地に鎮座していたものと思われます。
真照寺について、横浜市交際観光協会・横浜市教育委員会文化財課による案内板には、以下のように記されています。
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高野山真言宗禪馬山三鄕院真照寺は、壽永元年(1182)、源頼朝の御家人で「吾妻鏡」にその名が見える平子右馬丞有長の再興した寺であるといわれています。
有長は、建久4年(1193)、源頼朝が富士の巻狩りの折、曽我十郎と切りむすんだ人です。
平子氏は、中世末期、小田原北条氏が関東に進出するまで、現在の横浜市域のうち、中区・南区・磯子区を領有していました。平子氏の館跡が真照寺の境内を含む地域であろうといわれています。
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上記の通り、平子氏の城館があった場所と推察されることから、この場所は「磯子城跡」とも呼ばれていますが、それらしき「遺構」は、残念ながら何もありません。また真照寺は、現在「磯子七福神」のひとつ(毘沙門天)となっています。
最寄駅は、JR根岸線「根岸」駅。徒歩約10〜15分ほど。
禪馬山真照寺の入口。こちらの境内に祀られています。
神社全景。鳥居には龍が。
社殿は石宮。
足元にも石宮があります。
狛犬。
こちらは禪馬山真照寺の本堂。神社の向かいにあります。
MAP
神奈川県横浜市磯子区磯子8丁目14−6