岡村天満宮(横浜市磯子区岡村)

2021.07.29[ 神社 ]

岡村天満宮(横浜市磯子区岡村)

「岡村の天神さま」として古くから慕われてきた神社 岡村天満宮(横浜市磯子区岡村)

鎌倉時代創建・「岡村の天神さま」として古くから慕われてきた「岡村天満宮(横浜市磯子区岡村)」。

鎌倉時代初期の建久年間に、平子氏(平子有長)によって京都・北野天満宮の御分霊を勧請し創建されたと伝わっています。

明治期に近隣の天照皇大神と杉山社を合祀し、一時期は「杉山天満宮」となりましたが、1930年(昭和5年)に現在の「岡村天満宮」に改称されました。この合祀された杉山社は、弘法大師が江の島の弁財天と同じ木材を使い7つの弁財天像を彫り安置していたものを、源頼朝が鎌倉の鬼門鎮護のために7つの祠を建てて祀った「七杉山弁天」のひとつと云われています。

境内にある、横浜市教育委員会による案内板には、以下のように記されています。

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「岡村の天神さま」として、土地の人々から親しまれてきました岡村天満宮の創立年代は不詳ですが、縁起によると鎌倉時代の建久年間(1190〜1198)に源頼朝の家臣が京都の北野天満宮の分霊をいただいて、この地に社を創建したといいます。明治43年、杉山神社と大神宮を合祀して、杉山天満宮と称するようになりましたが、昭和5年、永らく親しまれてきた町名をとって、岡村天満宮と改称しました。
大正期には、本町薬師、野毛山不動とともに三大縁日としてにぎわいました。境内には、「撫でれば患部の苦痛が除かれる」という石の牛像を始め筆塚、針塚などや、大正の頃ハマっ子に親しまれた大阪役者「市川荒二郎」らの寄進した石灯篭もみられます。
また、この神社ゆかりの横浜人形「西瓜天神」や絵馬は特色のあるものです。

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現在の御祭神は、菅原道真公、天照皇大神、市杵島姫ノ命。

最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「弘明寺」駅。弘明寺を含め、近隣の多くの駅からバスが出ているようです。私は上大岡駅から歩きましたが、結構大変でした。。

天神道路・岡村交番前の交差点にある大鳥居。

岡村公園への上り坂の途中に、岡村天満宮への表参道があります。

表参道の途中にある「ゆず」の壁画。岡村は、「ゆず」の出身地なのだそう。かつては伊勢佐木町の横浜松坂屋屋上に飾られていましたが、百貨店の閉店に伴いこの地に移されたとのこと。

拝殿。

「撫で牛」像。

筆塚。

針塚。

境内社の稲荷社。

MAP

神奈川県横浜市磯子区岡村2丁目13−11

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