八幡橋八幡神社(横浜市磯子区原町)
2021.07.17[ 神社 ]
検地による紆余曲折を経ながらこの地に祀られてきた八幡さま
八幡橋八幡神社(横浜市磯子区原町)
検地による紆余曲折を経ながらこの地に祀られてきた八幡さま「八幡橋八幡神社(横浜市磯子区原町)」。かつての村名にちなみ「滝頭八幡神社」とも呼ばれています。
もともとこの地には、欽明天皇十二年(西暦551年)創建と伝わる八幡神社があり、根岸村の鎮守として祀られてきました。
しかし、1651年(慶安4年)の検地により、社地が滝頭村に編入。根岸村の人々は白滝不動尊を村の鎮守とし、一方で滝頭村ではもともと隣村の鎮守だっただけに歓迎されなかったそう。結局1766年(明和3年)に、八幡神社は根岸村内に遷座(現在の根岸八幡神社)、そして旧社地には改めて八幡神を勧請し「滝頭八幡大神」となり滝頭村の鎮守として祀られました。またこの時に、領主だった小浜志摩守により勧請された東照宮を合祀、さらに近隣の八幡宮、三島明神、氷川明神が合祀されました。
明治期の堀割川の工事に伴い社地が僅かに移動した際に社殿を改築、これが現存しています。
現在の御祭神は、誉田別命・大山祇命・須佐之男命・徳川家康公。
紆余曲折を経ながらもこの地に神様が祀られ続けているということは、それはそれでとても意義あることだと思います。
最寄駅は、JR根岸線「根岸」駅。徒歩約10分ほど。
正面の鳥居。
拝殿前の獅子山と狛犬(1)。
拝殿前の獅子山と狛犬(2)。
拝殿。
神明社と稲荷社が合祀されている境内社。
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神奈川県横浜市磯子区原町10−9