虎ノ門金刀比羅宮

2017.02.15[ 神社 ]

金刀比羅宮(東京都港区)

もとは讃岐のお殿様の屋敷神・江戸のこんぴらさま 虎ノ門金刀比羅宮

讃岐国丸亀藩主の江戸屋敷内にあった金刀比羅宮の御分霊が藩邸の移転とともに現在地に遷座。江戸庶民の要請に応え、参拝できるようになったのが始まりの「虎ノ門金刀比羅宮(ことひらぐう)」。1660年に京極高和によって勧請、創建されました。当初は「金毘羅大権現」と称していましたが、神仏分離により「事比羅神社」に、さらに1889年に現在の「金刀比羅宮」に改称しました。

現在は敷地内に「虎ノ門琴平タワー」が建ち、どちらかというと「金刀比羅宮」が間借りしているような印象を受けますが、こういうのは時代の流れ、仕方のないことなのかもしれません。

御祭神は大物主神、崇徳天皇。

「海上交通の守り神」として慕われる「こんぴらさま」ですが、同時に保元の乱で敗れ配流された崇徳天皇が篤く信仰したことでも有名。一切の欲を断ち切って軟禁生活を送った崇徳天皇にあやかり、特に京都の安井金比羅宮では「縁切り」のご利益も絶大と伝えられています。

人生は山あり谷あり。悪い流れの時には「こんぴらさま」で悪い運気との「縁切り」を祈願してみてはいかがでしょうか。

銅鳥居。現在地に遷座した江戸後期に造られたそう。

大鳥居。神社は現在「虎ノ門琴平タワー」の一部となっています。

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