東京大神宮
2016.11.06[ 神社 ]
東京のお伊勢さま・現在の「神前結婚式」発祥のお社
東京大神宮
東京のお伊勢さま「東京大神宮」。
もともとは明治時代に設置された神宮司庁(伊勢神宮の事務機関)東京出張所と東京神宮教会(伊勢神宮の教導機関である神宮教院の東京支部)が起源の、比較的新しい神社です。明治天皇が「東京でもお伊勢参りできるように」と、伊勢神宮の遥拝殿として建てられました。
当初は有楽町にあったため「日比谷大神宮」と呼ばれていました。しかし関東大震災で焼失し、昭和に入ってから現在地に再建、「飯田橋大神宮」に。戦後に社名を「東京大神宮」と改めました。
現在日本において「神前結婚式」として行われている形式は、東京神宮教会起源の神宮奉斎会が教化事業として創設したもの。その基となったのが嘉仁親王と節子妃(後の大正天皇と貞明皇后)の結婚の儀。もちろん基になった結婚の儀は歴史ある形式なのでしょうが、意外と歴史は浅いんですね。
「お伊勢さま」ですから、主祭神は天照皇大神・豊受大神。造化の三神である天之御中主神・高御産巣日神・神御産巣日神と倭比売命を相殿に祀っています。
※2018年2月に再訪、写真を差し替えました。
御由緒板。
手水舎。
境内社の「飯豊稲荷神社」。「日比谷大神宮」ができた時に奉斎されたお稲荷さまだそうです。