装束稲荷神社(北区王子)
2026.01.15[ 神社 ]

「王子の狐火」伝承の地に建てられた「装束稲荷神社(北区王子)」。
大晦日の夜、関東八州の稲荷の神使の狐が榎の大木の下で装束を整えてから「関東総司」の王子稲荷にお参りしていました。人々は狐火の具合によって翌年の作物の豊凶を占っていたそうで、これらの話が「王子の狐火」伝説として伝わっています。その榎のある場所に社殿を建てたのが起源と云います。
境内にある御由緒板『装束稲荷の由来』には、以下のように記されています。
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今から約千年の昔この附近一帯は野原や田畑ばかりでその中に榎の大木がありそこに社を建てて王子稲荷の摂社として祭られたのがこの装束稲荷であります
この社名の興りとして今に伝えられるところによれば毎年十二月の晦日の夜関東八カ国の稲荷のお使がこの社に集まりここで装束を整えて関東総司の王子稲荷にお参りするのが例になっていて当時の農民はその行列の時に燃える狐火の多少によって翌年の作物の豊凶を占ったと話り伝えられています 江戸時代の画聖安藤広重もこの装束稲荷を浮世絵として残しています
その後明治中期に榎の大木は枯れ土地発展に伴いその位置も現在の王子二丁目停留所となり社はその東部に移されました
昭和二十年四月十三日の大空襲の際猛烈な勢で東南より延焼して来た火災をここで完全に喰い止めて西北一帯の住民を火難から救ったことは有名な事実であります
この霊験あらたかな社が余りにも粗末であったので社段を造営せんものと地元有志の発起により多数の信者各位の御協力を得て現在の社殿を見るに至りました
この装束稲荷は商売繁盛の守護神のみならず信心篤き者は衣装に不自由することなく又火防の神としても前に述べた通りで信者の尊崇を高めています
昭和二十九年十二月吉日 装束稲荷奉賛会
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御祭神は、宇迦之御魂神。
最寄駅は、JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子」駅。
外観。
御由緒板。
鳥居の正面から。
社殿。
社殿前のお狐様。
社殿に掲げられた扁額。
社殿前からの境内の眺め。
MAP
東京都北区王子2丁目30−14