小野神社(府中市住吉町)
2022.06.30[ 神社 ]
武蔵国一宮「小野神社」論社のひとつ
小野神社(府中市住吉町)
武蔵国一宮「小野神社」論社のひとつ・府中市側にある「小野神社(府中市住吉町)」。
第3代安寧天皇の時代(安寧天皇18年)、視二井諸忍野神狭命(ふたいのうかもろおしのかんさのみこと)の十世兄武日命(えたもひのみこと)が武蔵国国造となった際に、天下春命を御祖神としてこの地に勧請し奉斎したと云われています。
主祭神は、天下春命・瀬織津比賣命。
上記は武蔵国一宮「小野神社」の御由緒。対岸の小野神社とともに論社のひとつとされていますが、対岸(現・多摩市)の小野神社が江戸時代より幕府の保護を受けたことによりこちらは衰退したと云います。一説には、多摩川の氾濫に伴い遷座が行われた結果、二社になったともいい、それに従えばどちらかが本宮でどちらかは分祠の可能性があるとのこと。
ただ多摩市側の小野神社は源頼義・義家父子をはじめ、大田道灌や後北条氏等この地域に影響力のあった武将の参詣・奉納が伝えられており、現在では事実上「武蔵国一宮・小野神社」と言えば多摩市側、と言うのが定説になっているよう。
こちらの小野神社は、現在は谷保天満宮の兼務社となっています。
最寄駅は、京王線「中河原」駅。徒歩約6・7分ほど。
神社東側からの眺め。
正面の鳥居。
拝殿。
境内社。
MAP
東京都府中市住吉町3丁目19−3