勝利八幡神社(世田谷区桜上水)
2024.01.17[ 神社 ]
平安時代に石清水八幡宮より御分霊を勧請し創建されたと伝わる「勝利八幡神社(世田谷区桜上水)」。
1026年(万寿3年)に、京の石清水八幡宮より御分霊を勧請し創建されたと伝わっています。江戸時代には上北沢村の鎮守として祀られていました。日露戦争の際に、氏子が無事に帰ってきたことから「勝利八幡」と呼ばれるようになりました。
境内の御由緒板には、以下のように記されています。
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平安時代 万寿三年(一〇二六)京都府八幡市に鎮座する石清水八幡宮より勧請し、創建された神社。上北沢四丁目に鎮座する山谷稲荷神社の御神体を明治四十年九月に合祀し奉齋しています。天明八年(一七八八)に再建された社殿は平成四年十二月に世田谷区指定有形文化財に指定されました。現在の社殿は、昭和四十三年十月に再建落成
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これはいわゆる「神社の公式見解」で、別の言い伝えによると、もともとこの地には「天から降ってきた」というお伊勢様のお札が御神体として築山に祀っており、小田原合戦後にこの地で帰農した鈴木一族がここに八幡神を祀るようになったとも云われているようです。この築山は、1968年(昭和43年)の社殿再建の際に取り除かれたそう。
御祭神は、主祭神として誉田別命、相殿神として宇迦之御魂神。相殿は、1907年(明治40年)に山谷稲荷神社を合祀したことによるもの。
最寄駅は、京王電鉄京王線「桜上水」駅。徒歩約10分ほどでしょうか。
神社外観。
正面の鳥居と社標。社標には「勝利八幡」と「山谷稲荷」両方が刻まれています。
拝殿。
拝殿前の狛犬。
境内社。右(紅い鳥居)が稲荷社、左が天祖神社。
こちらには、かつて築山に祀られていたという本殿(江戸時代のもの)が保存・展示されています。
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東京都世田谷区桜上水3丁目21−6