芝東照宮
2017.01.17[ 神社 ]
「永世国家を守護なさん」と願った徳川家康の彫像が御神体・四大東照宮のひとつ
芝東照宮
還暦を迎えた時に自らの彫像を作らせた徳川家康は、死に際し増上寺の僧侶に「像を増上寺に鎮座させ、永世国家を守護なさん」と云ったと伝えられています。家康死後、この寿像を駿府から運び御神体として祀られたのが「芝東照宮」の起源。当時は(増上寺とともに)日比谷にありました。当初家康の法名「一品大相国安国院殿徳蓮社崇誉道大居士」から「増上寺安国殿」と呼ばれていましたが、明治における神仏分離によって「芝東照宮」に改められました。
江戸時代はかなり豪華な社殿だったようですが、昭和20年5月の空襲により焼失。それでも「寿像」は無事残ったそうです。現在の社殿は昭和44年に再建されたもの。
現在は増上寺の境内の大きさと比べると、正直「こじんまり」とした雰囲気です。家康の功績と死に際しての願いを考慮すると、、否、これはお詣りする方の心持ち次第。観光地である「増上寺」の脇にあるにも関わらずとても落ち着いてお詣りできる環境だと思います。
徳川家康を祀る四大東照宮のひとつ。