初音森神社摂社

2018.08.01[ 神社 ]

江戸七森のひとつ・鎌倉時代に創建されたお稲荷さまが起源の神社 初音森神社摂社

鎌倉時代に創建されたお稲荷さまが起源と伝わる「初音森神社摂社」。

現在墨田区千歳にある「初音森神社」の摂社として戦後に建立された神社ですが、「初音森神社」はもともとこの地にあった神社です。

鎌倉時代末期の元弘年間に創建された稲荷社が起源と云われており、後に太田道灌によって社殿が建立されました。現在の靖国通り「浅草橋」交差点付近で、「初音之里」と呼ばれていたことからこの社号で呼ばれるようになったようです。

御祭神は、豊受比売命。

社殿建立以後この地の産土神として信仰されて行きましたが、江戸時代に浅草見附の番所建設により境内が削られ、さらに明暦の大火後の区画整理により現在の墨田区千歳に遷座しました。しかし氏子はこの地に残ったことから、かつては祭礼の度にこの地まで神輿を運んで巡行したそう。

そういった経緯から、戦後にもともと社地の一部だった当地に摂社として神殿・儀式殿が造られました。現在は「江戸七森」のひとつに数えられています。

最寄駅はJR総武線「馬喰町」駅、あるいはJR総武線・都営浅草線「浅草橋」駅。

2階に上がると、こちら。お詣りした日は残念ながら閉じていました。。

こちらは階段の脇に鎮座するお稲荷さま。

ご覧の通り、現在は立派なビルに社殿が入っています。

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