清水稲荷神社(目黒区目黒本町)

2020.01.01[ 神社 ]

清水が湧き出ていた場所に祀られていたお稲荷さま 清水稲荷神社(目黒区目黒本町)

清水が湧き出ていた場所に祀られていたお稲荷さま「清水稲荷神社(目黒区目黒本町)」。

創建年代は定かではありませんが、遅くとも19世紀末頃には祀られていたと伝わっています。

境内にある目黒区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。

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この稲荷は明治30年(1897)頃から、東急バス駐車場のあたりにあったといわれ、その付近に真夏の旱天でも清水が湧き出していました。この湧き水が稲荷の社名の源になったと思われます。
大正12年(1923)の大震災以後、このあたりにも多くの移住希望者があり、地主さんたちはその要請に応えて、計画的な土地分譲をしました。土地分譲事業は、この稲荷様を基にし、土地の発展を祈念しました。そのため、京都伏見稲荷より御分霊を拝受し、社殿や鳥居も奉納されました。
その後、昭和27年(1952)に篠福太郎氏が39.7㎡(12坪余)の土地を寄進されましたので現在地へ移築されました。また、この年、太田喜八郎氏が鷹番小学校へ寄進したご真影奉安殿を、大へん苦労して移築し拝殿としました。
この稲荷は、家内安全、商売繁盛、芸能上達などのご利益があるとともに、縁結びの神としても有名で、初午には甘酒がふるまわれ、盛んな祭りが行われます。

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ここから湧き出た水は、清水池(現在の清水池公園)へと流れていたのでしょう。この近隣だけでなく、現在の目黒区から品川区にかけての広い範囲で重宝されていたものと思われます。

最寄駅は、東急東横線「学芸大学」駅。徒歩15分ほど。

清水稲荷神社(目黒区目黒本町)。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

RICOH THETA SCによる360度画像(2019.11撮影)。

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