菅原神社(世田谷区松原)
2021.12.13[ 神社 ]
江戸時代創建・せたがやの天神さま「菅原神社(世田谷区松原)」。
1665年(寛文五年)、石井兵助という人物が願主となり創建されたと伝わっています。江戸時代には天神社(天神さま)と呼ばれ、松原村の鎮守として祀られていました。
境内にある『神社復興の記』には、以下のように記されています。
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當神社の御祭神は菅原道真公にして寛文五年(二三二五年)石井兵助大人の願望により奉斎せせられてより松原の里全域と赤堤一部の氏神として尊崇と信仰を集め天満宮と称せしむ後菅原神社と改称せられ今日に至る
昭和三十八年一月故安藤初五郎氏の提唱により辨天池の社地を地元出身區議会議員諸氏の斡旋を得て児童遊園地として世田谷區に提供その資によって神社の復興計画を立案し氏子總代宮世話人一同の和衷協力のもとに先づ社務所の建設嚴島神社の移轉構築工事を起し翌三十九年六月完成 引續き社殿新築工事に着手一年有余にして落成四十年十月十六日遷宮祭を斎行神霊は新社殿に鎮まりましぬ 次いで神楽殿新築工事を起し四十一年九月落成併せて境内の整備を完了 御遷座三百年祭にあたり復興計画の完成を看た次第である
この三カ年に渉る画期的大事業を完遂し得たるは偏に神徳の御加護と御恩澤によると共に神社役員一同の盡瘁氏子有志の浄財の寄進によるものにして茲に悠久に傳承すべき記念碑を建立しその所以を誌するものである
昭和四十一年九月(二六二六年)
氏子中
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御祭神は、上記の通り菅原道真公。
最寄駅は、京王各線「明大前」駅。徒歩約7・8分ほど。
正面の鳥居。
境内の風景。
拝殿前の狛犬。
撫で牛像。
境内社の稲荷社と御嶽神社。
境内社の厳島神社。神社の北西に「弁天児童公園」があるのですが、かつてこちらの池の中の島に祀られていたものが、昭和三十九年にこちらに遷座されました。元禄十五年(1702年)の記録があるということから、こちらも歴史のある神社なんですね。
MAP
東京都世田谷区松原3丁目20−16