稲荷神社(調布市国領町7-13)

2024.03.21[ 神社 ]

染地せせらぎの散歩道西側入口の脇にある小祠 稲荷神社(調布市国領町7-13)

立川崖線沿いに造られた「染地せせらぎの散歩道」の脇に鎮座している「稲荷神社(調布市国領町7-13)」。

立川崖線は、古多摩川が流路を南に変えていく過程で武蔵野台地を削りとってできた河岸段丘の一部。その一部が現在「染地せせらきの散歩道」として整備されており、その東側の入口付近にあるのがこちらのお稲荷さま。一部情報では弁財天では?というのもあったのですが、とりあえず某地図アプリに従って「稲荷神社」としました。

神社の創建年代や御由緒等、詳細は残念ながらわかりませんでしたが、『染地せせらきの散歩道 由来』と描かれた案内板には、以下のように記されています。

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武蔵野の崖線「はけ」下には湯水が多く、沢ガニがすみホタルが飛びかいワサビが作られていた。
ここ染地せせらぎの散歩道の下には、かつて根川、根堀、はけ田の川と言われる川が清涼な湧水を集めて流れ、田を潤し野菜を洗い子供たちは水遊びに興じる野の川があった。
江戸時代この地は幕府領で、上ヶ給村の人々は豊かな水を利用し稲を育て、昭和四十年に多摩川住定ができるまで千町耕地と呼ばれる広大な水田地帯があった。
染地の「はけ」周辺は水と練に恵まれ、狩猟採集の時代から平安時代に及ぶ遺跡が集中し古来より今に至るまで人々の故郷であった。
昔の自然と暮らしをしのび、その面影を後世に伝え残すために、染地せせらぎの散歩道がつくられた。

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最寄駅は、京王電鉄京王線「国領」駅、あるいは「布田」駅。

正面から。

祠の近影。

通りの反対側からの眺め。右下に見えるのが、「染地せせらぎの散歩道」。

「染地せせらぎの散歩道」の入口。

「染地せせらぎの散歩道」の写真その1。途中にある東屋。

「染地せせらぎの散歩道」の写真その2。左が崖線の上側。

MAP

東京都調布市国領町7丁目13−2

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