北澤八幡神社(世田谷区代沢)
2021.05.18[ 神社 ]
「七澤八社随一正八幡宮」と謳われた、旧下北澤村の鎮守
北澤八幡神社(世田谷区代沢)
「七澤八社随一正八幡宮」と謳われた、旧下北澤村の鎮守「北澤八幡神社(世田谷区代沢)」。
15世紀後半の文明年間(1469~1484年)に、世田谷城主だった吉良氏(吉良頼康と云われています)によって、世田谷城の鬼門守護として勧請・創建されたと伝わっています。以来、吉良家の家臣団によって下北澤村が開墾されたそう。いわば「下北沢の祖」ともいえる神社なんですね。
江戸時代には下北澤村の鎮守として、また明治期には村社に列せられ、崇敬されてきました。
現在の御祭神は、応神天皇・比売神・神功皇后・仁徳天皇。
境内にはかつての村内から移されてきたと思われる多くの境内社や、富士山遥拝所もあり、かつて「七澤八社随一正八幡宮」(世田谷の七澤と呼ばれた各地に八幡が祀られているのですが、その中でも随一という意味)と呼ばれていた雰囲気は残っていると思います。
最寄駅は、京王井の頭線「池の上」駅、あるいは京王井の頭線・小田急本線「下北沢」駅。どちらからも徒歩8分ほど。
鳥居と社標。
鳥居をくぐり一段上がったところに神楽殿等があり、さらにもう一段上に拝殿や境内社、社務所があります。
拝殿。
境内社の産土社。案内板には以下のように記されています。
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昔、池ノ上から池尻にかけて大きな池があり、そこに龍が住んでいたとの民話があることから八幡神社の創建以前の土地の神(龍神)として昭和五十三年までは社殿内に祀られていました。
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境内社。他にも多くの境内社が祀られています。
富士山遥拝所。冬の晴れた日には、ここから富士山を拝めるそう。
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MAP
東京都世田谷区代沢3丁目25−3