上郷神明社
2020.01.16[ 神社 ]
江戸時代には獅子ヶ谷上村の鎮守だったと伝わる神社
上郷神明社
古くから獅子ヶ谷一帯の氏神として祀られてきた「上郷神明社」。
創建年代は不明ですが、古くから獅子ヶ谷一帯の氏神様として祀られてきました。江戸時代には獅子ヶ谷上村の鎮守だったと伝わっています。
境内にある石碑の「由緒沿革」には、以下のように記されています。
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当上郷神明社の創建年代は不詳であるが、古来獅子ヶ谷一円の氏神で、明治六年十二月村社に列した。新編武蔵風土記稿に「例祭年々八月十二日本覺寺の持、上村の鎮守なり」とある。
昭和二十年五月大東亜戦火により社殿焼失、同二十二年一月新築復興した。現在の社殿は平成九年十月に竣功した。
平成二十二年六月往時の領主小田切喜兵衛光猶侯を祀った光猶大明神石宮、狛犬一対について旧観を保っての整備が行われた。同二十三年六月神楽殿造営工事が竣功、加えて境内地の実測を行い日枝神社を法人合併し、境内地も編入した。
平成二十四年九月吉日
上郷神明社奉賛会
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御祭神は、天照大神。
上記の「由緒沿革」に出てくる「小田切喜兵衛光猶」とは、小田切光猶のこと。元々は甲斐武田氏に仕えていましたが、武田氏没落後、徳川家康の家臣となった武将です。
最寄駅は、東急東横線「大倉山」駅。
こうやってみるとなんてことない風景ですが、坂の下側からくると、意外と?見つけにくいです。
鳥居と社標。
さらに石段を登ると、社殿が見えます。
御由緒の刻まれた石碑。
拝殿に掲げられた扁額。
小田切光猶を祀る「光猶大明神石宮」。
境内社の日枝神社。
境内社。