福徳弁財天(狛江市元和泉)

2024.03.12[ 神社 ]

地名の発祥となったと伝わる池にお祀りされている弁財天 福徳弁財天(狛江市元和泉)

泉龍寺弁財天池にお祀りされている「福徳弁財天(狛江市元和泉)」。

竜泉寺は、奈良時代の765年(天平神護元年)に、奈良東大寺や雨降山大山寺を開山したと伝わる良弁がこの地で雨乞いをし、同時に寺を創建したのが起源と伝わっています。その雨乞いの際に龍神が現れ雨が降る共に泉が湧き出たと云い、これが現在の弁財天池となりました。いつから弁財天が祀られるようになったのかは不明ですが、1693年(元禄6年)に造られた石宮が現在も残っているそうです。

狛江市による案内板『狛江市史跡 泉龍寺弁財天池』には、以下のように記されています。

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この池は、市民に「しみず」という名で親しまれています。
「和泉」という地名もこの池からうまれたものと推定されます。
伝説によると、今から約千二百年以上も前の奈良時代に全国的な大旱魃があり、東大寺開山として有名な良弁僧正がこの地において雨乞いを行ったところ、竜神が現れて雨を降らし、その時に水が湧き出したということです。旧「和泉村」の雨乞いの行事をする霊泉として信仰を集めてきました。池の中島には元禄六年(一六九三)にできた石の祠があり弁財天がまつられています。
いつの旱魃にも涸れることなく、その豊富な水量で下流の水田の灌漑用水に利用されてきましたが、昭和四十七年十一月に涸れつきてしまいました。昭和四十八年三月十二日に、拍江市史跡第一号に指定され、復元工事が行われました。

平成十三年三月
狗江市

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最寄駅は、小田急小田原線「狛江」駅。駅からすぐ。

入口。小さな橋がかかっています。

狛江市による案内板。

正面から。石宮になっています。

祠の脇にあるこちらが弁財天池。

少し離れたところにある弁天像。

弁天像側からの眺め。

MAP

東京都狛江市元和泉1丁目8

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