恵比寿神社

「恵比寿」でも実は最初は「えびす様」がいなかった「恵比寿神社」。

かつては恵比寿駅前にあったのですが、戦後の区画整理により現在地に移転しました。もっとも今でも十分「恵比寿駅前」と言って良い立地です。

昔から天津神社（あまつじんじゃ）という名称で、渋谷氷川神社の境外末社として、六柱の神様（国常立神、豊雲野神、角杙神、意富斗能地神、伊邪那岐命、伊邪那美命）を祀ることから「大六天様」と呼ばれ親しまれていたそう（※おそらくは第六天社だったのだと思われます）。天津神社そのものの起源は定かではないようですが、戦後に恵比寿駅前の整備のために現在地に遷座する際に「えびす様」（事代主命）を勧請して合祀し現在の「恵比寿神社」に改称されました。これは「ヱビスビール」にあやかったと言われています。

恵比寿といえばやはり「サッポロビール恵比寿工場」ですからね。工場跡は現在の「恵比寿ガーデンプレイス」。なお、こちらにもサッポロビールが勧請した「恵比寿神社」があります。もちろん？恵比寿駅前にはえびす像もあります。こうやって根付く神様もいるんですね。