荏原神社

2017.05.01[ 神社 ]

荏原神社

709年創建・もとは龍神さまを祀っていた「南の天王さん」 荏原神社

709年に、現在の奈良県にある丹生川上神社より高龗大神を勧請し創建された「荏原神社」。その後平安時代に豊受大神・天照大神(神明宮)、鎌倉時代には京都祇園社(八坂神社)より牛頭天王を勧請しました。

前九年の役・後三年の役では、源頼義・義家親子が戦勝祈願をしたと伝わっています。また関ヶ原の合戦においては、徳川秀忠が戦勝祈願をしたとも。

もともと三ツ木(現在の西品川3丁目)に鎮座し、「貴布禰大明神」と称していましたが、品川の発展に伴い江戸期に現在地に遷座したようです。北の品川神社(品川大明神)に対し、こちらは「南の天王さん」として慕われてきました。「当社に祈願すれば叶わぬことは無い」と言われたほどご神徳のある神社です。明治期に現在の「荏原神社」に改称されました。

関東大震災や先の戦争で都内の多くの神社は再建を余儀なくされましたが、こちらの社殿は1844年に建立されたものが現存しています。

最寄駅は京浜急行本線「新馬場」駅。徒歩2分ほど。

東海七福神のひとつとして、恵比寿さまを祀っています。

旧東海道にかかる品川橋から望む荏原神社。下を流れるのは目黒川。

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