證菩提寺(横浜市栄区上郷町)

2023.05.13[ 史跡・公園等 ]

證菩提寺(横浜市栄区上郷町)

佐奈田与一の菩提を弔うために源頼朝が建立した寺 證菩提寺(横浜市栄区上郷町)

佐奈田与一の菩提を弔うために源頼朝が建立した「證菩提寺(横浜市栄区上郷町)」。

1189年(文治5年)に起きた石橋山の戦いにおいて、源頼朝の身代わりとなって戦死した佐奈田(佐那田)与一義忠の菩提を弔うために、頼朝によって1197年(建久8年)に建てられたと伝わっています。

佐奈田与一の父・岡崎義実は三浦義明の弟で相模国大住郡岡崎(現在の平塚市岡崎・伊勢原市岡崎)を所領し岡崎氏の祖となった人物。しかし岡崎氏は後の和田合戦において和田方に加勢し、一族は討死し消滅しました。

横浜市教育委員会による案内板には、以下のように記されています。

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当寺は五峯山一心院と号す高野山真言宗の寺院です。源頼朝が挙兵の治承4年(1180)石橋山で頼朝の身替りとなって討死した佐那(奈)田与一義忠追福のために、建久8年(1197)創建したと伝えられています。
本尊「木造阿弥陀如来坐像」(寄木造)は、鎌倉時代の作で県の重要文化財に指定(昭和39年12月15日)されています。
客仏の「木造阿弥陀如来及び両脇侍像」(観音菩薩立像・勢至菩薩立像)は、寄木造で中央の定朝様式にならった鎌倉時代初期の作と考えられ、国の重要文化財に指定(大正14年4月24日)されています。
また、「證菩提寺文書(成巻文書11通)」が横浜市指定有形文化財(平成8年11月5日)となっています。
本堂裏の丘に義忠の実父岡崎四郎義実の墓といわれる小さな五輪塔があります。

横浜市教育委員会
平成23年2月

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最寄駅は、JR根岸線「港南台」駅。

お寺の入口。正面に山門が見えます。

本堂。

本堂裏の丘の中腹にある、岡崎義実の墓といわれる五輪塔。

本当は、境内の琴平神社を目指してきたのですが、、残念ながら、現在はなくなっているよう。

『四国八十八ヶ所霊場』。

MAP

神奈川県横浜市栄区上郷町1864

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