旧小石川見附跡
2018.07.15[ 史跡・公園等 ]
1636年に、備前岡山藩の藩主・池田光政によって築かれた、江戸城三十六見附のひとつ
旧小石川見附跡
1636年に、備前岡山藩の藩主・池田光政によって築かれた、江戸城三十六見附のひとつ「小石川見附」跡。江戸時代にはすぐそばに水戸徳川家のお屋敷があったことから「水戸様御門」とも呼ばれていたそうです。
しかし現在は、ほぼ何も残っていません。。写真に収めた場所が「旧小石川見附跡」と地図では表示されますが、上に車輪が載っているあたり、何か別の遺構のような気が。
なお、現在はこの近辺から神田川と日本橋川に分岐するのですが、江戸時代には日本橋川(元々の平川)は埋め立てられ、「天下普請」の大工事により隅田川まで続く現在の「神田川」(当時の仙台堀)が誕生することとなりました。これは、江戸城の防衛と当時の下町を水害から守るためだったそう。埋め立てられていた場所(堀留)は、1903年(明治36年)に開削され、現在の日本橋川となりました。
江戸は「水の都」だったと云われますが、この地は、そんな中で堀留によって流れを変えられた川のひとつの跡でもあります。
最寄駅は、JR中央・総武線・都営地下鉄三田線「水道橋」駅。