湯島御霊社(文京区湯島)

2025.10.10[ 神社 ]

湯島御霊社(文京区湯島)

上野寛永寺に勧請・創建された御霊社が起源 湯島御霊社(文京区湯島)

上野東叡山寛永寺から移し祀ったと伝わる「湯島御霊社(文京区湯島)」。

もともとは上野東叡山寛永寺に勧請・創建された御霊社が起源で、1710年(宝永7年)、東叡大王の御隠殿をこの地に造るに当たり移されたものと伝わっています。

文京区・文京区観光協会による案内板『湯島御靈社』には、以下のように記されています。

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旧く怨霊の活動を鎮めるため御霊鎮祭が行なわれるようになり、特に著名なものは貞観五年(八六三)の神泉苑での御霊会とされている。これを契機に華かな祭礼が営まれるようになった。
奈良時代から平安時代(七一〇~一一九二)にかけては都を中心に盛んになり近世にはいると旅の宗教家によって各地方に御霊信仰が説かれて広がりをみせるようになった。六所御霊または八所御霊の名称があるが、御霊は習合する傾向をもち中小御霊は、より強力な御霊に統合されるという教義から出た名称である。
当御霊社は縁起によると旧く御霊八所神社と呼ばれたが大正十二年に御霊神社と改めた。通俗には「畑の稲荷」と呼ばれ祭神は崇道天皇、井上皇后、他部親王、火雷神、橘逸勢、吉備大臣、文屋宮田丸、藤太夫人の八座で合殿に興財恵門稲荷並に大己貴神を祀っている。
宝永七年(一七一〇)輪王寺宮の御隠殿を当所に営ませる時に上野より移されたものである。
現在の社殿は太平洋戦争により灰燼に帰したるものを戦後、仮殿として復興し、さらに今般本社殿の建立となったものであり、例年大祭を毎年九月十八日に執り行う。

一九七三年一月

文京区
文京区観光協会

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上記の通り、御祭神は崇道天皇・井上皇后・他部親王・火雷天神・橘逸勢・吉備大臣・文屋宮田丸・藤太夫人。

最寄駅は、東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅。徒歩約8〜10分ほど。

東側にある入口の鳥居。

鳥居の扁額。

境内の眺め。

拝殿。

文京区観光協会による案内板。

MAP

東京都文京区湯島2丁目11−15

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