本郷神社(横浜市緑区)
2020.08.25[ 神社 ]
16世紀末に創建された稲荷社が起源と伝わる、旧本郷村の鎮守
本郷神社(横浜市緑区)
16世紀末に創建された稲荷社が起源と伝わる、旧本郷村の鎮守「本郷神社(横浜市緑区)」。
現在の「本郷神社」の名称は1965年(昭和40年)に現在地に遷座した際に改称されたもの。もともとは1600年(慶長5年)に伏見神社(※伏見稲荷大社ではなく、その御分霊を祀っていた小机住吉神社の境内社の稲荷社のことのようです)から御分霊を勧請し創建された稲荷社が起源です。江戸時代には本郷村の鎮守として祀られていました。
石碑に刻まれた「由緒沿革」には、以下のように記されています。
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稲荷社の祭神は稲倉魂命にて慶長五年(参百七拾五年前)に武蔵国都筑郡本郷村千参拾五番地に伏見神社より御分霊を奉祀す
神明社の祭神は天照皇大神にして六百六拾八番地に鎮座せられるも大正拾年に稲荷社に合祀す
昭和四拾年四月吉日に町の中央部である七百拾参番地に社殿を創築し本郷神社と改め遷座する
神に拝する信人は願望成就諸々の災難を祓い家内安全を守護らせ賜う神徳広大にして無限なり
昭和五拾壱年五月吉日建立
横浜市緑区東本郷町氏子中
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現在の御祭神は、倉稲魂命・天照皇大神。
現在は劔神社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、JR横浜線「鴨居」駅。徒歩20分ほど。