浅間神社(横浜市西区)

2017.03.21[ 神社 ]

浅間神社(横浜市西区)

旧武蔵国橘樹郡芝生村の鎮守神・神奈川湊の入江の丘に鎮座するお社 浅間神社(横浜市西区)

旧武蔵国橘樹郡芝生(しぼう)村の鎮守神・浅間神社。創建は1080年とも、1186年源頼朝の勧請によるとも伝えられています。「袖すり山」と呼ばれる小高い丘の上に鎮座する神社です。

現在の町名「浅間町(せんげんちょう)」はこの神社由来。明治期に芝生(しぼう)が「死亡」につながって縁起が悪いという地元民の要請によって、従来の名称から変更されました。

今は横浜の海はこの地からはかなり距離がありますが、神社創建時から江戸時代にかけては神社前の東海道の先はすぐに入江が広がっており、港町として栄えていたそうです。ちなみに明治初期の地図では現在の横浜駅(現在地よりやや北)は「神奈川駅」、現在の桜木町駅は「横浜駅」と表記されていて、入江の面影である「内海」も確認できます。

明治時代に「一村一社」政策によって近隣にあった神明社・鹿島社を合祀しました。

先の戦災で焼失したものの、戦後に再建。その際には、富士宮の浅間神社を模して社殿を造ったそう。

御祭神は木花咲耶姫命。相殿に天照皇大神(神明社)、武甕槌命(鹿島社)。

最寄駅は各線横浜駅。徒歩10分ほど。横浜エリアは結構長い距離「旧東海道」が残っていて、散歩にはもってこいのコースです。

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