稲荷大明神(稲城市矢野口432-1)
2022.06.16[ 神社 ]
矢野口渡船場道に鎮座しているお稲荷さま
稲荷大明神(稲城市矢野口432-1)
矢野口渡船場道に鎮座しているお稲荷さま「稲荷大明神(稲城市矢野口432-1)」。
創建年代や御由緒等、詳細は残念ながらわかりませんでした。そばにはお地蔵さまもお祀りされています。
最寄駅は、JR南武線「矢野口」駅。駅からすぐ。
矢野口交番の裏手に祀られているお地蔵さま。『地蔵菩薩と銀杏の木』と書かれた案内板には、以下のように記されています。
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矢野口の渡船場から続く渡船場道と川崎街道が交差するこの場所は、古くから交通の要所として栄えて来ました。この場所から東は川崎、西は八王子、南は大山、北は多摩川を渡り江戸方面へと続いていました。
この場所の地蔵菩薩は村人の幸を守るために正徳三年(一七一三)に建立し祀られたもので、台石には遠く生田や柿生の人の名前も刻まれていて広い範囲の人々からも信仰されて来たことが分かります。この地蔵菩薩は昭和三年に川崎街道の拡幅工事により道路の南側から現在地に移されましたが、稲城市指定保存樹木である銀杏の木も地蔵菩薩と共に移植されました。その時に大きな枝は切り詰めましたので樹高はありませんが幹は年輪を感じ、また直径五〜十五糎位、長さが二十〜五十糎位の気根が十数本下がり素晴らしいものでした。また移植の際に、経典供養として法華経を記した平たい丸い小さな石が約百瓩位発見され、現在元通りに埋められています。
平成六年九月
塚愛会
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左に見える、やや高い木のあるところにお地蔵さまが鎮座しています。
MAP
東京都稲城市矢野口432−1