栁久保稲荷神社(狛江市中和泉)
2024.03.18[ 神社 ]
多摩川の洪水被害に遭い現在地に遷座したお稲荷さま「栁久保稲荷神社(狛江市中和泉)」。
創建年代は不明ですが、京都・伏見稲荷神社の御分霊を勧請し現在地より南側の「柳窪」と呼ばれる場所に創建されたのが起源と伝わっています。しかし多摩川の洪水により流失してしまい、現在地に遷座したと云います。
鳥居脇に掲示されている『柳久保稲荷神社と其由緒』には、以下のように記されています。
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当社は柳久保稲荷神社と稱し狛江市中和泉五丁目に鎮座し祭神は稲田姫大神にして豊饒・財宝を司る大神である本社は京都東伏見稲荷神社の分霊を勧進し現地の南台地の麓柳の繁茂せる俗稱柳窪に在りしが遇々多摩川の大洪水に遭遇し為に社殿流失し諸記録と共に失ひ其後洪水の災禍を慮り台地である現在の聖地に遷宮したものであり社名も柳久保と改めた。遇々維新以後数度に亘り悪疫が村内に蔓延止まる所を知らず当氏子の人々之を憂え悪疫退散祈願をするに霊験忽ち現われ日ならずして悪疫退散す以来諸病平癒・冨貴来福・子孫繁栄・家内安金・商売繁昌・交通安全等総ての顧事成就せざる事なき神霊なりとして遠近に知れ渡り霊験灼かなる神社である今般付近発展を契機に氏子一同相謀り霊験灼かなる当社の神霊の加護に報ゆるため本殿を新築鎮座されて一般参詣者の諸願達成商売繁昌交通安全家内安全等災禍から守護を願う参詣者更ならしめんとした所以である
柳久保稲荷氏子中敬白
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御祭神は、稲田姫大神。
最寄駅は、京王電鉄京王線「国領」駅。徒歩約15〜20分ほど。この神社のすぐそばにはスナックが密集している不思議な(?)商店街があります。この地域に関しては私は情報を持っていないのですが、もしかしたらかつてこの辺りに大きな工場があったりしたのでしょうか(昭和の時代は、工場の町=そのそばには飲屋街、というのが定番だったので)。。
神社入口。
御由緒板。
入口にある鳥居。
参道の中ほどにも、鳥居があります。
社殿。
社殿近影。
扁額。
お狐様。
MAP
東京都狛江市中和泉5丁目41