八太神社

2019.02.17[ 神社 ]

八太神社

安房忌部氏の影響?古より蟹ヶ谷に祀られてきた天太玉命 八太神社

創建年代は不詳ながら、古からこの地に祀られていたと思われる「八太神社」。

参道に掲げられた御由緒には以下のように記されています。

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当社の創建年代は不詳であり八太権現社として丘の半にあり幣束を神体とし、明治末隣村(子母口)神社に合併されたが昭和初頭に戻し八太神社と改称する。

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御祭神は、天太玉命。

関東で「天太玉命」といえば「安房神社」。太古に阿波から渡ってきた忌部氏によって祀られ、この一族はかつての武蔵国南部(現在の神奈川県川崎・横浜地域)にも勢力を拡大していたと伝わっています。こちらの神社もその影響を受けて創建されたもののひとつなのかもしれません。御神体が幣束(幣帛)であったこととあわせると、遅くとも8世紀〜9世紀頃にはこの地で祀られていたのではと思われます。

またこの地(蟹ヶ谷)は川崎で唯一と伝わる前方後円墳(蟹ヶ谷古墳)が発見されている場所。御祭神とこの地の経緯を考えると、古くから「ヤマト政権」と関わりがあった場所なのかもしれません。

最寄駅は、東急東横線「日吉」駅、あるいは横浜市営地下鉄ブルーライン「日吉本町」駅。

正面に見える坂道を登った左手に社殿があります。坂道(参道)の途中に社標が見えます。

鳥居。

鳥居の脇には、なぜか?お狐様。

わかりにくいかもしれませんが、こちらが社殿。

社殿の入口に掲げられた扁額。

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