田中稲荷(調布市若葉町)
2024.05.02[ 神社 ]
地域の旧家の守護神としてお祀りされていたお稲荷さま
田中稲荷(調布市若葉町)
地域の旧家・新井一族の守護神としてお祀りされていたお稲荷さま「田中稲荷(調布市若葉町)」。
創建年代は不明ですが、この辺りの旧家である新井家の守護神としてお祀りされていたと云います。そういった経緯から「新井稲荷」とも呼ばれていたそうです。
境内にある『改修記念』碑には、以下のように刻まれています。
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当社は起原不詳であるが往古より新井一族の守護神として信仰せられ御祭神は豊受姫命と旧幕政時代に地頭として当村及び当社に多大の功績のあった佐橋佳景命の二神を相殿として明治初年に奉斎した社である、その后幾多の変遷を経て昭和二十九年三月宗教法人法により運営される様になった、元当地境内は水田に面し周辺地より甚だ低地であったが都市化の現象著しく神社の西北地に中層集合住宅が建設された、その際氏子一同は神徳に報いるため相謀って都道面まで境内地を地上げし環境を整備した、昭和五十五年五月假遷座祭を同年十二月二十八日本殿遷座祭を斉行した、そして昭和五十六年二月二十一日二の午の吉日に奉祝祭を執行する事が出来た、右工事には氏子崇敬者より多額の浄財が寄せられ施工は白石建設のの協力を得て完成したものである、ここに新井一族並びに氏子崇敬者の益々の隆昌を祈願すると共に神社の改修を記念し本碑を建設するものである
一族代表 新井一男 謹撰
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御祭神は、上記の通り豊受姫命・佐橋佳景命。
現在は國領神社の兼務社となっているようです。
最寄駅は、京王電鉄京王線「つつじヶ丘」駅。徒歩約15分ほど。
神社外観。
敷地の中ほどにある鳥居。
境内の様子。右にある石碑が改修記念碑。
社殿。
MAP
東京都調布市若葉町3丁目12−6