堀ノ内熊野神社(杉並区堀ノ内)

2024.09.09[ 神社 ]

鎌倉時代創建・旧堀之内村の鎮守神 堀ノ内熊野神社(杉並区堀ノ内)

鎌倉時代創建・旧堀之内村の鎮守神「堀ノ内熊野神社(杉並区堀ノ内)」。

1267年(文永4年)に、紀州の熊野三社を勧請し創建されたと伝わっています。江戸時代には旧堀之内村の鎮守として、明治期には村社としてお祀りされていました。

杉並区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。

==========

当社は旧堀之内村の鎮守で、大屋津姫命・五十猛命・抓津姫命の三柱が祀られています。社伝によれば当社は文永4(1267)年、紀州(現和歌山県)の熊野三社を勧請したことにはじまり、室町時代に北条氏綱が上杉頼興を破った際に社殿を改修し、江戸時代の寛永11(1634)年にさらに修繕を加えたと伝えられています。別当は村内の妙法寺が明治維新までつとめていました。江戸時代の当社の様子を「新編武蔵風土記稿」は「社ハ四尺ニ三尺南向 拝殿二間ニ三間(中略)前ニ鳥居ヲ立ツ」と記しています。
総欅造りの社殿は「安政四年二月吉日氏子当村住人井上龍三」と銘が刻まれ、その精巧かつ豪華なことは区内随一といわれています。また、桧造りの幣殿は大正12(1923)年の造営で、この時旧幣殿を現在の神楽殿に改修しました。昭和29(1954)年、稲荷社・第六天王社の合殿社を改新築、同35(1960)年、社務所の新築、社殿の整備を行い、同46(1971)年、奥殿土台石の修復、神楽庫の新築等、今日の景観を整えました。
当社にある文化5(1808)年奉納の石鳥居は、区内で最も古いものといわれています。また、大正12(1923)年9月1日の関東大震災の当日、浅草で買い求め猛火の中を無事帰着して納められた「火伏の神興」が、祭礼の際には町内を渡御します。なお、当社には古くから奉納された絵馬・額等も多く所蔵されています。

==========

上記の通り、御祭神は、大屋津姫命・五十猛命・抓津姫命。

最寄駅は、東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅。徒歩約8分ほど。

神社入口のある道。神社の南側です。

正面の鳥居。

鳥居脇にある境内社の第六天神社。

境内の風景。

拝殿は、一段高くなったところにあります。

杉並区教育委員会による案内板。

拝殿。

拝殿前には、享和元年(1901年)奉納の狛犬が。

MAP

東京都杉並区堀ノ内2丁目6−6

特集

閲覧ランキング

モバイルバージョンを終了