船島稲荷大明神(川崎市多摩区宿河原)
2022.03.24[ 神社 ]
宿河原堰の横に鎮座している稲荷社
船島稲荷大明神(川崎市多摩区宿河原)
宿河原堰の横に鎮座している「船島稲荷大明神(川崎市多摩区宿河原)」。
もともとこの地には猿田彦命を祀る祠があったのですが、江戸時代初期に起きた多摩川の氾濫による水害からの復興の際に、近隣にあった3つの稲荷祠を合祀したのだそう。昭和に入ってからも水害は絶えなかったようですが、1969年(昭和44年)に現在の社殿が再建されました。
その昔、あるお殿様の馬がこの地で怪我をした際に、地元の人が手当てをして傷が癒えたのだそう。そのお殿様は、感謝と馬の健脚を祈願してこちらの神社に馬の藁ぐつを奉納したと云います。それ以来、地元の人々は願い事がある際に藁ぐつを持ち帰り、願いが成就すると倍の数の藁ぐつを奉納するという習わしができたということから、「くつ稲荷」とも呼ばれているそうです。
最寄駅は、JR南武線・小田急小田原線「登戸」駅、もしくはJR南武線「宿河原」駅。宿河原堰の下流側にあります。
入口にある社標。
正面の鳥居。
境内の様子。川沿いなのですが、境内には木々が多くあります。
拝殿。
拝殿前のお狐様。
拝殿の扁額。
サイクリング/ジョギングコースになっている土手側からの眺め。
こちらは神社前にある宿河原堰。二ヶ領用水の取水口のひとつ。
MAP
神奈川県川崎市多摩区宿河原1丁目6−6