出世稲荷神社(新宿区余丁町)

2018.01.31[ 神社 ]

太田道灌により江戸城郭内の鎮守として祀られたお稲荷さま 出世稲荷神社(新宿区余丁町)

1457年に、太田道灌によって創建されたと伝わる「出世稲荷神社」。

太田道濯の家臣だった粟津豊重が夢で「稲荷大明神」のお告げを聞き、太田道濯に伝えたところ、道灌も同じ夢を見ていたと云います。そして江戸城築城の際に、夢に従い郭内の鎮守として山城国稲荷大明神(伏見稲荷大社)の御分霊を勧請し創建されたと伝わっています。現在地には1526年に遷座しました。

御祭神は、宇迦魂大神。

江戸時代までは「粟津稲荷大明神」と称していましたが、明治期に現在の「出世稲荷神社」に改称されました。

社殿は先の戦災により焼失しましたが、戦後に再建されました。

江戸時代は相撲の興行等も行われ賑わっていたようですが、現在は、おそらく元の境内の大半は「公園」となっており、敷地の片隅にひっそりと鎮座しています。

最寄駅は、都営大江戸線「若松河田」駅。徒歩約3分ほど。

社殿前rの鳥居と社標。

ご由緒が記された案内板。

奥に見えるのが出世稲荷神社。手前は、公園になっています。

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