品濃白旗神社(横浜市戸塚区品濃町)
2022.07.28[ 神社 ]
鎌倉時代創建・源義経を御祭神として祀る「品濃白旗神社(横浜市戸塚区品濃町)」。
1256年(康元元年)に、源義経を御祭神として創建されたと伝わっています。現在神社のある一帯は東戸塚駅前で地図上では碁盤状に整備されていますが、かつては柏尾川支流によって作られた丘陵地で、神社のある場所は社名に因み「白旗山」と呼ばれていました。現在神社の裏手には「白旗山公園」があり、その山頂には富士講のものと思われる石碑も残っています。
境内にある御由緒板には、以下のように記されています。
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康元元年(一二五六)源義経公を御祭神と崇め創建、御社殿は天正三年、天保十一年に夫々改築された。白旗とは源平争乱の際、敵味方を区別するための籏の色、平家の赤旗に対する源氏の白旗、源氏そのものを象徴する名である。
源氏の武将等が祀られる「白旗」の名の付く神社は全国神社本庁傘下八十余社あり、その内「義経公」を祀る神社は八社であるが由縁は不明である。
天正十九年以来は當地の知行となった新見氏が明治初頭まで當神社の興隆に尽力した。大正十二年関東大震災の際には御社殿は倒壊したが氏子には損害が無かったので、時の部落長が「宮柱うちくだけても倒れても氏子の怪我なきぞ尊き」と献詠し、村人たちは「鎮守さまが身代わりになってくださった」と感激して翌年再建に着工、九月二十八日に竣工しこの日に因んで例祭日となる。
その後八十余年、世の変遷を乗り越えた御社殿も平成十九年十二月不審火により焼失。然しながら氏子への被害も無く、再び後神威に助けられ、平成二十四年十月氏子の尽力により御社殿を再建した。
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御祭神は、源義経命・天照皇大御神・豊受姫命。
現在は南区にある中村八幡宮の兼務社となっているようです。
最寄駅は、JR横須賀線「東戸塚」駅。徒歩約3分ほど。
正面の鳥居。
鳥居脇の手水舎と御由緒板。
拝殿は、石段の上・丘の中腹にあります。
拝殿。
拝殿に向かって右手にある境内社。
拝殿に向かって左手にある境内社2社。
白旗山公園にお祀りされている富士講のものと思しき石碑。
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神奈川県横浜市戸塚区品濃町518−7