外川神社(横浜市保土ケ谷区瀬戸ケ谷町)

2022.07.19[ 神社 ]

外川仙人大権現の御分霊を祀ったのが起源 外川神社(横浜市保土ケ谷区瀬戸ケ谷町)

江戸時代末期創建・外川仙人大権現の御分霊を祀ったのが起源と伝わる「外川神社(横浜市保土ケ谷区瀬戸ケ谷町)」。

詳しい創建年は不明ですが、幕末の頃、保土ヶ谷宿の出羽三山講の講元だった清宮與一という人が、出羽三山の霊場を参拝した際に、外川仙人大権現の御分霊を勧請し、自身の屋敷内に祀ったのが起源と伝わっています。

境内に掲げられている『外川神社御由緒』には、以下のように記されています。

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江戸時代から保土ヶ谷宿の内に出羽三山講がありました。幕末の頃、その講元で先達でもあった清宮與一が、湯殿・月山・羽黒の三山の霊場を参拝した際に、羽黒山麓の外川仙人大権現の分霊を勧請し自分の屋敷内(現在の地)に祀りました。
はじめ外川仙人大権現と称しましたが、明治二年の神仏分離令により、日本武尊を祭神と定め、社名を外川神社と改めました。その神験は著しく、ことに小児の虫封じや航海の安全に御利益があったとして、遠近から参詣する者が絶えませんでした。

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『羽黒山麓の外川仙人大権現』とは、現在の山形県にある外川仙人堂のこと。最上川の水運の守護神としてお祀りされているのだそうです。

御祭神は、主祭神として日本武尊。配祀神として、月夜見命・大山祇命・稲倉魂命。配祀神は、出羽三山の月山(本地:阿弥陀如来、垂迹:月夜見命)、湯殿山(本地:大日如来、垂迹:大山祇命)、羽黒山(本地:聖観世音菩薩、垂迹:稲倉魂命)と一致します。

現在は神戸町にある神明社の兼務社となっているようです。

最寄駅は、JR横須賀線「保土ヶ谷」駅。徒歩約15分ほど。

神社外観。3つ並んでいますが、外川神社は一番左。

外川神社の社殿を正面から。

横から見た外川神社の社殿。

社殿に掲げられた御由緒。

社殿の扁額。

3つ並んだ正面にあるのは、境内社の道祖神社。中央にあるので、最初はこちらが外川神社かと思いました。

境内社の稲荷社。

MAP

神奈川県横浜市保土ケ谷区瀬戸ケ谷町194

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