出世稲荷神社(千代田区神田須田町)
2021.10.14[ 神社 ]
旧連雀町の鎮守神として祀られたお稲荷さま
出世稲荷神社(千代田区神田須田町)
旧連雀町の鎮守神として祀られたお稲荷さま「出世稲荷神社(千代田区神田須田町)」。
創建年代は不明ですが、伏見稲荷大社より御分霊を勧請し創建されたと伝わっています。一時期柳森神社に合祀されていましたが、1874年(明治7年)に改めて遷座しました。
境内・手水舎に掲げられている「出世稲荷神社由来」には、御由緒について以下のように記されています。
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山城国稲荷山の分魂・柳森神社攝社にして連雀街創立の頃より町内鎮守神と祭祀す。青果商う者、出世奉賽の為に建立すとも云う。其後延享年間火災の折、柳森神社に合掌祭祀し例年二月上の午日、町内に迎え祭典執行居りしも明治七年五月町内地続き武家地新開成るに及び連雀町十八番地に信者奉願造営遷座せるものなり。明治八年東京府境内見捨地とす。大正十二年五月社殿改築の議起り、柳森神社へ神璽を遷し、九月竣工の運びなりしも、九月一日突如起りし関東大震災の為、新宮・町家共に灰燼に帰す。幸いにも神璽は柳森神璽と共に偶然にも神田川いなり河岸に繋留ありし稲荷丸という船(多町青果市場納入便船)に遷奉し猛火を潜り河口を脱出難を避けた。現社殿は昭和三年遷座建立せしものにて、年々九月十五日町内及び信者一統相寄り柳森神社柳原宮司のもと祭祀司る。其後町内戦火にも免れ、火災・災厄一つとしてなく遠地よりの参拝も多く、火防・商売繁栄・学業成就の神として多大の崇敬を集めている。
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御祭神は、倉稲魂命。
最寄駅は、東京メトロ丸の内線「淡路町」駅・都営新宿線「小川町」駅・東京メトロ銀座線「神田」駅。いずれの駅からもすぐ。
MAP
東京都千代田区神田須田町1丁目11−10