小山御嶽神社(町田市小山町)
2023.12.06[ 神社 ]
旧小山村下郷の鎮守
小山御嶽神社(町田市小山町)
武蔵国多摩郡小山村下郷の鎮守としてお祀りされていた「小山御嶽神社(町田市小山町)」。
創建年代は不明ですが、『新編武蔵風土記稿』には小山村下郷の鎮守としてお祀りされていたとの記述があり、また棟札に宝暦の年号があることから、遅くとも江戸時代中期にはこの地に鎮座していたものと思われます。
境内に掲げられている御由緒には、以下のように記されています。
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創建年代は詳らかではない。寛文六年(一六六六年)十一月二十八日の検地の際には、御嶽社領として五升五合六勺の除地を与えられたのである。また。境内地三反歩は朱印地である。宝暦年間(十八世紀中ごろ)の棟札は社宝である。祭礼には、湯花の神事を行う。祭神は日本武尊を奉斎している。
例大祭は、毎年八月の末日である。「近年は八月の最終土曜日に行っている。」
境内坪数は八九二坪 小山町二一一二番地に鎮座している。
<町田市史・下巻より>
御嶽社社地二千七百坪餘、字御嶽堂ト云所ニアリに、小社ニテ四間四方ノ覆屋ヲ建ツ前ニ拝殿アリ、二間ニ三間スヘテ南向ナリ、ソノ前ニ石階五十四級アリテ中ホトニ木ノ鳥居ヲ建、例祭七月十七日下郷(馬場・中村)ノ鎮守ナリ、以上ノ二社(札次神社と御嶽神社)ハ福生寺御朱印ノ内ニシテ、共ニカノ寺ノ持也
<明治十七年出版 新編武蔵風土記稿 三多摩編より>
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現在の御祭神は、日本武尊。
最寄駅は、京王相模原線「多摩境」駅。
神社外観。
石段の中ほどにある鳥居。
お詣りした時は境内のお掃除中でした。
手水舎。
拝殿。
拝殿の扁額。
御由緒の書かれた案内板。
MAP
東京都町田市小山町1272