押立神社(府中市押立町)
2025.04.10[ 神社 ]
かつては「手津久里稲荷」と呼ばれていた神社
押立神社(府中市押立町)
かつては「手津久里稲荷」と呼ばれていた「押立神社(府中市押立町)」。
慶長年間(1596年〜1615年)に、京都伏見稲荷大社の御分霊を勧請し創建されたと伝わっています。当初はもっと川沿いに建てられていたのですが、多摩川の洪水により現在地に遷座しました。この辺りはかつて「てつくりの里」と詠われていたそうで、それに因んで「手津久里稲荷」と呼ばれていました。
境内の案内板には、以下のように記されています。
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神社名 押立神社(旧称 手津久里稲荷)
慶長年間に、山城国稲荷大神(現在の京都伏見稲荷大社)の分霊を鎮祭したのが創建。
御祭神、稲蒼魂命は稲霊で、我々の生命の源である食物を司る神、農業の守護神、商売繁盛の神として信仰されています。
当初は、現在の多摩川の辺に鎮座していたが、正保年間の大洪水のため現在の社地に遷座したという。
万葉の昔から「てつくりの里」と詠われた土地柄ゆえに、手津久里稲荷と称し、村民挙げて尊崇し、殊に府中領初代代官高林弥一郎が社殿を改築するに至ったと伝える。
明治十四年に押立神社と改称し、翌十五年には氏子らによって社殿を造営し大いに旧観を改め、有栖川宮一品幟仁親王、特に「押立神社」の四字を御染筆額面として下賜せられた。
祭事は、二月に初午祭、九月に例大祭を執り行う。
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上記の通り、御祭神は稲蒼魂命。
最寄駅は、京王電鉄京王線「飛田給」駅。徒歩約15分ほど。
神社外観。
正面の鳥居。
境内の案内板。
拝殿。
境内のお狐様。
境内社。
拝殿脇からの境内の眺め。
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MAP
東京都府中市押立町4丁目31−15