尾戈女稲荷神社(横浜市保土ケ谷区法泉)
2023.11.27[ 神社 ]
伊勢の地からやってきたという白狐の逸話が伝わる神社
尾戈女稲荷神社(横浜市保土ケ谷区法泉)
伊勢の地からやってきたという白狐の逸話が伝わる「尾戈女稲荷神社(横浜市保土ケ谷区法泉)」。
江戸時代のお話。保土ヶ谷宿の旅籠に伊勢からやってきたという「さい」という女性。途中で夫を亡くし、路銀も尽きたので、ここで働かせて欲しいというさいの申し出を受けて、旅籠の主人は彼女を雇いました。仕事は真面目にこなし、またたいそう美しかったことから重宝がられたそうですが、ある夜、旅籠の番頭が仕事終わりのさいの後をつけていくと、彼女は町外れの炭焼き小屋に入って行きました。尚も見張っていると、小屋から白狐が飛び出していったと云います。その後さいは仕事に現れず、また旅籠には災難が続くようになり、、その後旅籠の主人はさいを偲び、お社を建てて祀ったのが、尾戈女稲荷の始まり、というお話が伝わっているそうです。
伊勢信仰の篤いこの地(保土ヶ谷)ならではの逸話と云えるのかもしれません。
時を経て、この地の道路建設や宅地造成のために数度遷座しましたが、1999年(平成11年)に現在地に新しい社殿とともに鎮座することとなりました。
最寄駅は、JR横須賀線「保土ヶ谷」駅。徒歩だと、約30分ほどでしょうか。。ちなみに鎮座地の法泉は、この一帯の高台で、東を見ればみなとみらい地区、西を見れば丹沢や富士山の素晴らしい眺望が広がるエリアです。
法泉一丁目第二公園の横、マンションの敷地内の階段を下ったところにお祀りされています。
正面から。多くの鳥居が奉納されています。
境内の様子。中には入れませんでした。
拝殿。
すぐそばの、高速に架かる橋の上からのみなとみらい方面の眺め。花火とか、綺麗に見えそうですね。
MAP
神奈川県横浜市保土ケ谷区法泉1丁目20