淡島社(横浜市都筑区折本町)

2018.11.24[ 神社 ]

「女人信仰の神」として崇敬されてきたと伝わる神社 淡島社(横浜市都筑区折本町)

「女人信仰の神」として崇敬されてきたと伝わる「淡島社(横浜市都筑区折本町)」。

創建年代は不明ですが、江戸時代以前に、現在の和歌山市にある加太神社(かだじんじゃ)を淡島明神として勧請し祀ったのが起源と云われています。

「女人信仰」は、江戸時代に、淡島願人と呼ばれた人々が、淡島明神の人形を祀った神棚を背負い功徳を説いて各地を巡り広めたと云われています。「淡島明神」(淡島神)については、加太神社やこちらの神社のように少名彦命と神功皇后だとする説の他、住吉神の后神だとする説もあるようです。婦人病、子授け、安産といった女性に関する霊験があると云われることから「淡島神は女性を守る女神」というのは江戸時代に広まったのかもしれません。

ちなみにこちらの神社では、江戸時代には少名彦命と神功皇后を御祭神として祀っていたという記録が残っています。境内には現在も「日本中に数少ない女性の祭神 淡島神」と大きく掲げられています。

現在の御祭神は、少名彦命・神功皇后・大霊貴命・素戔鳴尊。明治期に大神宮、天王社、新宮社を合祀したことによるものと思います。

最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台」駅。徒歩20〜25分ほど。

御由緒の書かれた石碑。

境内社の稲荷社。

針供養之碑。

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