太田姫稲荷神社

2017.11.08[ 神社 ]

太田道灌によって創建・病気平癒の逸話が伝わる神社 太田姫稲荷神社

1457年に、太田道灌によって創建されたと伝わる「太田姫稲荷神社」。

創建当初は江戸城内に祀られていたようですが、その後鬼門除けとして遷座。その後江戸初期には江戸城の改築により現在の聖橋の袂に遷座、さらに昭和6年(1931年)に現在地に遷座し、神田駿河台の氏神として崇められてきました。

創建から江戸期までは「一口(いもあらい)稲荷」と称していましたが、明治に入り(1872年)現在の「太田姫稲荷神社」に改称されました。

御祭神は宇迦之御魂神。菅原道真、徳川家康が合祀されています。

太田道灌の娘が天然痘に罹った際に、小野篁(おののたかむら)にまつわる逸話のある京都の一口稲荷神社(現在の豊吉稲荷がそうではないかと云われています)が天然痘に霊験があるという話を聞き一口稲荷神社で祈願したところ、天然痘が治癒したそう。太田道灌は感謝し、一口稲荷神社の御分霊を勧請して創建したと伝わっています。その後、小野篁の逸話で出てくる老翁(太田姫命)が白狐の姿で現れて「我この城の鬼門を守るべし」と告げ、太田道灌はこれに従い江戸城の鬼門に遷座し「太田姫稲荷大明神」として祀ったと云われています。

最寄駅はJR中央線・総武線「御茶ノ水」駅、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅。

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