大森山王日枝神社
2017.07.24[ 神社 ]
新井宿村の名主・酒井氏の邸内社が起源の山王さま
大森山王日枝神社
かつて新井宿村の名主だった酒井氏が、近江国日吉大社の御祭神・山王権現を勧請したのが起源と伝わる「大森山王日枝神社」。創建年代は不明ですが、江戸時代初期には酒井権左衛門の邸内に祀られていたそうです。
江戸時代には「山王さま」と呼ばれていましたが、明治期の神仏分離により「日枝神社」と改称されました。
御祭神は大山咋命、大巳貴命。
社殿は先の戦災で焼失しましたが、昭和35年に再建されました。
最寄駅はJR京浜東北線「大森」駅。徒歩2・3分ほど。
1677年、領主・木原義永の暴政に耐えかねた住民が幕府への直訴を計画したのですが、この情報が漏れ、幕府への発覚を恐れた領主(木原義永)により斬首されるという事件がありました。本来なら罪人は墓への埋葬すら許されないのですが、縁者が自身の両親の墓と称して近隣の善慶寺に埋葬・供養したそう。この住民たちは後に「新井宿義民六人衆」と呼ばれるようになりました。この6人のうちのひとりが酒井権左衛門。
「新井宿義民六人衆」の詳細については以下のページに詳しく記されています。
http://welfare.so-good.jp/gimin/006.php
境内社の稲荷社が2つ並んでいます。