荻窪白山神社(杉並区上荻)

2024.07.05[ 神社 ]

荻窪白山神社(杉並区上荻)

下荻窪村の鎮守としてお祀りされていた神社 荻窪白山神社(杉並区上荻)

室町時代創建・下荻窪村の鎮守としてお祀りされていた「荻窪白山神社(杉並区上荻)」。

室町時代の文明年間(1470年頃)に、関東管領上杉氏の家臣だった中田氏が屋敷内に五社権現(白山権現社)を奉斎したのが起源と伝わっています。江戸時代には下荻窪村の鎮守としてお祀りされていました。

杉並区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。

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当社は旧下荻窪村の鎮守で、祭神は伊邪那美命です。
当社の起源は社伝によると、文明年間(1469~1487)関東管領上杉頭定の家臣中田加賀守が、屋敷内に五社権現社を奉斎したのにはじまり、後に中田一族が栄え、ここに社殿を建てたと伝えられています。
社は地域の氏神様としてだけではなく歯の神様としても知られています。伝えられるところによると、ある時、中田加賀守の弟兵庫が教しい歯痛に悩んでいると、白山の神様が夢に現れ「境内の萩を箸として食事をするように」という御神託をなさいました。兵庫が御神託のとおりに境内の萩で食事をすると不思議に歯の痛みが止まったといいます。この事情を聞いた近隣の人々は、歯痛の治る神様としても信仰し、参拝者も多くなったといわれています。
明治42(1909)年の古記録に、神前に供えられた萩の箸が山となっている様子が記されているほか、昭和42(1967) 年の環状8号線の拡張にともない、社殿の造営をおこなった折には、古い社殿の長押から納められた萩の箸が山のように出てきて人々を驚かせました。
のおくたま
この社殿の造営の際に新調された大太鼓(直径149センチメートル)は、当時、府中の大國魂神社の太鼓に次ぐ都内第二の大きさでした。

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上記の通り、現在の御祭神は、伊邪那美命。

最寄駅は、JR中央本線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪」駅。徒歩約5分ほど。

正面の鳥居。

杉並区教育委員会による案内板。

細長い参道がしばらく続きます。

参道を進むと、次の鳥居が見えてきます。

境内の様子。

手水舎。これは、、猫ですね。

拝殿。

こちらの先には、中田加賀守の屋敷から遷されたという稲荷社、村内にお祀りされていた稲荷社、昭和期に勧請されたという三峯神社の3つの境内社がお祀りされています。

MAP

東京都杉並区上荻1丁目21−7

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