山王神社(小田原市浜町)

2019.09.26[ 神社 ]

山王神社(小田原市浜町)

小田原合戦の際に徳川家康も参詣したと伝わる『星月夜の社』 山王神社(小田原市浜町)

小田原合戦の際に徳川家康も参詣したと伝わる「山王神社(小田原市浜町)」。

創建年代は不明です。もともとは山王川の東側にあったようですが、暴浪により破壊され、江戸時代初期に現在地に遷座しました。

境内の御由緒板には、以下のように記されています。

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明応四年(一四九五)二月北條早雲は、小田原城主大森藤頼を破り、小田原城を手中に治め、相模国を平定した。
その頃の山王神社は北條家の郭内で山王曲輪と称へ、海辺なる袖の池ノ南袖ヶ藪にありしが暴浪のため、その地崩壊せしかば、慶長十八年(一六一三)九月十八日現地に移せりと。
旧社地に星月夜ノ井戸ありしより、一に星月夜ノ社とも称ふ。其の井戸も移して現地にあり。天正十八年小田原陣のとき、徳川家康は日々参詣ありし由、又旧領主大久保氏の祈願所にして元禄中再建の用材は領主永世寄進の証状ありしと。
寛永元年(一六二四)四月四日江戸初期の朱子学者林羅山は山王神社境内にて星月夜の詩を詠む。その詩にもある如く、当時の山王神社は星月夜ノ社といわれ、小田原の名所なりしと、井戸も再現いたし、地底より湧き出る水面に浮ぶ大空の星映る往昔の姿こそ誰が神秘といわんや。この歴史ある社と共に、星月夜ノ井戸を史跡として長く後世に伝えん。

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『星月夜の社』とは、なんともロマンチックな呼び名ですね。それくらい当時は風光明媚な場所だったのでしょう。

御祭神は、大山祇命・少彦名命・大山咋命。

最寄駅は、各線「小田原」駅。徒歩25分ほどでしょうか。。

外観。前に映る道は東海道(国道1号線)。

正面の鳥居。

こちらが「星月夜ノ井戸」でしょうか。。後ろに見える石碑には、林羅山が詠んだという漢詩が記されています。

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