西八朔杉山神社
2017.10.12[ 神社 ]
武州六大明神のひとつ・延喜式内社として歴史ある神社
西八朔杉山神社
武蔵国六宮として、大國魂神社にも祀られている「杉山神社」の論社のひとつとされる「西八朔杉山神社」。
式内社である(「延喜式神名帳」には「武蔵国都筑郡唯一の式内社」と記されています)杉山神社は、ほかにも神奈川県内にいくつか論社があるのですが、武蔵総社の大國魂神社ではこちらを「武蔵国六宮」として祀っています。
創建年代や御由緒は不明ですが、「続日本後紀」に『838年に官幣を賜った』(官幣社)とあることから、遅くとも9世紀はじめ、あるいはそれ以前の創建と思われます。現在地には江戸時代初期に遷座したと伝わっています。
御祭神は、五十猛命。もともとの「杉山大明神」は、土着の古い土地神と言われています。
現在の姿は、正直なところ決して大きくはなく、また平日だったせいか、他に参拝される方を見かけることもなかったのですが、丘の中腹にあるため境内から恩田川流域を見渡すことができ、この景色を見ると、なんとなく古の空気を感じることができる、心地よい空間でした。
現在は川崎・王禅寺にある琴平神社の兼務社となっています。
旧道沿いに建つ社標。
小高い丘の上に鎮座しています。
大鳥居。