成子天神社
2017.01.04[ 神社 ]
「祟り」とは関係なく、菅原道真公を偲び設立された由緒正しい天神様
成子天神社
菅原道真死去の報を聞き、家臣が平安京より生前に彫られたという道真の彫像を東国に持ち帰って祀ったのが起源とされる「成子天神社」。903年創建。
その後源頼朝によって社殿が建造され、江戸時代に入ると春日局の勧請によって「天満天神社」に。しかしその後江戸寛文年間の大火により社宝を含め焼失、現在地に遷座しました。近代も再建を重ね現在の社殿は2014年に建造されました。なお、遷座前の地にあった元宮は現在近隣の鎧神社に祀られているそうです。
多くの「天満宮」は同じ菅原道真を祀っていますが、「菅原道真の祟り」と云われる、その後に起こった有力者の突然死や疫病の流行を鎮めるために祀られたものがほとんど。「太宰府天満宮」や「北野天満宮」もこの類です。しかしここは純粋に菅原道真公を偲び祀っている、いわば「正統派」の由緒ある神社です。菅原道真公の本当のご利益にあやかりたいなら、真っ先にこちらをお参りしてみてはいかがでしょうか。
参道。
参道には大黒様と恵比寿様がいらっしゃいます。
朱鳥居と神門。