杉山神社(横浜市鶴見区)
2017.12.23[ 神社 ]
9世紀末の創建と伝わる、横浜・生麦村の総鎮守
杉山神社(横浜市鶴見区)
横浜市鶴見区岸谷にある「杉山神社」。
創建年代や御由緒は不明ですが、9世紀末の創建ではないかと伝わっています。正式名称は「杉山神社」ですが、「岸谷杉山神社」あるいは「生麦杉山神社」と称されることが多いようです。
現在地には1580年に遷座。生麦村の総鎮守として篤く信仰されてきました。
現在の御祭神は、日本武尊。他の杉山神社の多くは現在は五十猛神を御祭神として祀っているのですが、こちらでは違うんですね。
かつて徳川二代将軍・秀忠がこの地を通る際、道に水が溜まっていて通れなかったそう。そこで村民が生麦を刈り取り道に敷いて通れるようにしたところ、秀忠は感謝し、この地域を「生麦」と名付け、「御菜浦」のひとつとして特権を与えたと伝わっています。
最寄駅は、京浜急行本線「生麦」駅。
参道前の鳥居。
境内へと続く石段。数えてみたら、約百段ありました。
神楽殿。こちらは旧社殿とのこと。
先の戦災での犠牲者を祀る「祖霊社」。
境内社。
境内は現在「杉山神社保育園」の園庭になっています。