永田白幡神社(横浜市南区永田南)

2021.08.01[ 神社 ]

永田白幡神社(横浜市南区永田南)

鎌倉時代創建・栲幡千千姬命を祀る神社 永田白幡神社(横浜市南区永田南)

瓊瓊杵尊の母神・栲幡千千姬命を祀る「永田白幡神社(横浜市南区永田南)」。

鎌倉時代初期の承元年間の創建と伝わっています。

境内に掲げられている「由緒沿革」には、以下のように記されています。

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承元年間(一、二〇七年ー一、二一〇年)創立と伝える。
古より永田村字長者ヶ谷の鎮守で往昔祭典の時は、鎌倉八幡宮の社人坂井淡路が祭儀を執行していたと云う。
当時の神道家宝積院第十六代宝積唯七社掌の時(明治四十二年四月三日)法令に依り村内春日社に合祀されたが、其の後地元の再建の要望に依り昭和二十八年九月十日現在地の山上に再び分祀奉斎した。
昭和四十三年山林開発団地造成工事に伴い、更に現境内地に移り同時に四十六年八月一日本殿・拝殿を新築、竣工した。
境内地に奉斎されている阿弥陀如来は、山林開発造成工事中、神社の境内の地中より掘り出された石佛で西方浄土に住み一切の人々を救うという誓いを立てている佛である。

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御祭神は、栲幡千千姬命、天照皇大神、国底立命。栲幡千千姬命(たくはたちぢひめのみこと)は、高皇産霊神の娘で、天忍穂耳命との間に天火明命と瓊瓊杵尊をもうけたと伝わる女神。南関東ではお祀りされているところはほとんどないような気がします。また関東で「白幡神社」というとその多くは「白旗」=源氏関連の八幡社なのですが、こちらは八幡さまとは無関係のようで、栲幡千千姬命が「機織りの神」と云われていることから名付けられたものと思われます。

現在は若宮八幡宮の兼務社となっているようです。

最寄駅は、京浜急行電鉄本線「井土ヶ谷」駅。

神社のある「長者ヶ谷公園」への入口。

拝殿前の鳥居。

拝殿。

拝殿前にある御由緒板。

境内社。

MAP

神奈川県横浜市南区永田南2丁目9−26

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