水稲荷神社
2018.09.10[ 神社 ]
10世紀に、藤原秀郷によって勧請・創建された稲荷社が起源
水稲荷神社
941年に、藤原秀郷によって勧請・創建された稲荷社が起源の「水稲荷神社」。藤原秀郷は、平将門討伐で知られる武将です。
創建当初はその地名から「冨塚稲荷」と命名され、また藤原秀郷に因み「将軍稲荷」とも呼ばれていたようですが、江戸時代の1702年に、御神木だった椋の下に「霊水」が湧き出したことから、「水稲荷神社」に改名されました。
旧社地は現在の早稲田大学があるエリア。戦後の1963年に、大学の拡張工事に伴い土地交換によって、江戸時代には清水徳川家の下屋敷があった甘泉園に遷座しました。
御祭神は、倉稲魂大神、佐田彦大神、大宮姫大神。
最寄駅は、都電荒川線「面影橋」停留場。
「耳欠けの神狐」。体の痛いところとお狐様を交互に撫でると、痛みが和らぐと云われているそう。
社殿裏側にある「冨塚古墳」。見た目には古くからこの場所にあったように思えますが、こちらも、神社の移転にあわせ旧社地(現在の早稲田大学9号館付近)から移設されたもの。この古墳のほか、1780年に築かれた「江戸市中最大最古」と言われる富士塚も境内に移設されています。